ゴルフまとめ速報

＜日本ゴルフツアー機構＞松山英樹への制裁解除

毎日新聞 6月27日(月)19時58分配信

　男子プロゴルフツアーを運営する日本ゴルフツアー機構（ＪＧＴＯ）は２７日、東京都内で理事会を開き、２０１３年賞金王で翌年から５年間のシード権を獲得しながら、
１４年の出場義務試合（５試合）不足で１５年以降のツアー選手登録を断念していた松山英樹（２４）について、シード権の失効を解除することを決めた。
松山が当時ＪＧＴＯに納めた制裁金８０万円も返還する。

　ＪＧＴＯは松山の意思確認作業などが完了し次第、選手登録を復活させ、失効期間中のシード権の扱いについても松山と協議する。「制裁解除」の理由について
大西久光・政策担当副会長は「複数年シード選手に出場義務試合を課したのは１４年からで、松山の５年シード獲得後。『後づけ』のルールで制裁を科すのはおかしい」
と説明した。来季開幕前までに、出場義務試合の撤廃を含めた見直しも検討することを明らかにした。

　青木功会長は「先日の全米オープンで松山に会い、理事会で協議することを伝えたら喜んでいた。これからは海外に雄飛しようとする選手を縛るのでなく
『米国や欧州ツアーの合間でもいいから、日本（のツアー）に戻って国内のファンにプレーを見せに来いよ』という姿勢にしていきたい」と話した。

　この日の理事会では現在、日本プロゴルフ協会が所有している「ＰＧＡ」ロゴマークの国内商標使用権を、ＪＧＴＯが無期限で貸与されることも承認した。
マーケティング活動の収益配分などは今後協議する。【熊田明裕】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00000086-mai-golf